ONPOO.netがライヴハウスと共同で行なうマンスリーライヴイベント「LIVESTAR's CAMP」第3回。
今回は、場所をこれまでの吉祥寺から代々木へと移し、Zher the ZOOにて開催した。
いきなりの爆音サウンドでド肝を抜いたのはmother。
アー写から受けるイメージとはまるで違う攻撃的な音には、思わず心臓が縮みあがるほど!
その波のように絶え間なく寄せる爆音の中、ゆらゆらと揺らぎながら歌う北島のヴォーカルが、不思議な気持ちよさを生んでいた。
⇒motherの曲をフル試聴する〈全1曲〉
前回のプラネットKでの出演に次いで2度目の登場となったのはheadphone seminar。
相変わらずの混沌とした世界観に、観客も知らず知らずにのめりこんでいく。
そんなカオスの中にもけして埋もれることのない美しいメロディラインは、彼らの強い武器といえるだろう。
⇒headphone seminarの曲をフル試聴する〈全4曲〉
キュートな魅力全開だったのは、3人組のグーミ。
ステージに色とりどりのLEDライトやアヒルのおもちゃを配したり、しゃぼん玉を演出に用いたりと、じつにカラフル。
それはサウンドも同様で、3人それぞれがヴォーカルを取り、三者三様の魅力で飽きさせることなく聴かせる。
さらに、ヴァイオリンを用いた曲の民族的な響きは、グーミというバンドのユニークさをより後押ししていた。
⇒グーミの曲をフル試聴する〈全2曲〉
EURAの楽曲は、趣があり、ノスタルジックな気分にさせる。
全体的にミディアムテンポの曲が多いのだが、凝ったリズムになっていたり、プレイヤー志向の側面を随所に感じさせ、ただ〈スローな曲〉に終わらせない、面白みのたっぷりあるものだった。
そんな渋さも持ち合わせる彼らだが、ラスト「青の中」を演奏し終えた時、弱冠21歳の下水流(b)が勢いにまかせ、ベースを強く床に叩き付けた姿に、微笑ましく感じた。
⇒EURAの曲をフル試聴する〈全1曲〉
ラストに登場したEarls Courtを見て思ったのは、「そういえば最近、こういったロックバンドらしいロックバンドを見ていなかったなぁ」ということ。
シルバーラメ・フィニッシュのギターに、長身のギタリスト、そしてマイクスタンドを華麗に操るヴォーカル。
数年前には思ってもみなかったものだが、今はギター&ヴォーカルが主流で、ギターを持たずにマイクスタンドで歌うヴォーカリストは思いのほか少ない。
キタ コウジロウ(vo)のハデなアクションを交えてマイクスタンドを操り、全身を使って歌を歌う姿と、きらびやかなロックサウンドは、とても新鮮に映った。
そのキタが、ライヴの途中でステージを降り、アンケートを配っていたことと、コハマ(g)がなんの前触れもなくアンプに倒れ込んだのには驚いたが(笑)。
●取材:田上知枝(ONPOO.net)
●撮影:田上知枝/東京神父(EURA・Earls Court)

