暮れも押し迫った12月30日。
吉祥寺プラネットKの年末カウントダウン企画として行なわれた今回の「LIVESTAR's CAMP」は、プラKではもはやおなじみの(?)店長・福原氏によるJ-POP DJあり、飲み放題あり、同店スタッフ特製の豚汁ありの、年末らしい、にぎやかな夜となった。
「LIVESTAR's CAMP」記念すべき第一回目に引き続いての登場となったQuartoは、激しいフラッシュの中シルエットを浮かび上がらせて、インストゥルメンタルナンバーでスタート。
彼らは普段は普通の好青年といった感じなのだが、ひとたびステージに上がると、ぐっと華やかな存在感を放つ。
「スーパースター」で聴かれるポピュラリティと懐かしさにワクワクし、骨太なロック魂に彼らの強い意志を見た。
⇒Quartoの曲をフル試聴する〈全2曲〉
Alternative Medicineは、エモーショナルでメロディックなロックを聴かせる3ピース。
アメリカンロックのテイストを持ったロッカバラード「On The Road Again」の壮大なスケール感と素直なメロディーがとても印象深かった。
⇒Alrternative Medicineの曲をフル試聴する〈全2曲〉
続いて登場したのはSOONERS。
彼らはKDDとYamahaが主催する「Tokyo Band Summit 2007」で見事ベストバンド賞を受賞、副賞として、3月に台湾でのライヴを控えている。
ステージいっぱい、所狭しとフロント4人が横に並ぶ姿はいつ見ても圧巻。
それに加えて、前述の受賞を経て、さらなる自信を手にした5人は、ツインヴォーカル&トリプルギターという編成で、愛とピースに満ちたステージを展開した。
⇒SOONERSの曲をフル試聴する〈全1曲〉
ドラマーが脱退し、この日が44日ぶりのライヴとなったサルーキ=は、サポートにセンチグラムの丹マサヒロ(ds)を従えて登場。
chiyo(vo)は豹柄、morrie(g)とYUSUKE(b)は革のジャケットを着用と、見た目からしてロック度全開!
ライヴ活動を休止していた間に迎えたクリスマスを遅ればせながら祝おうと、「きよしこの夜」をカバーしたり、アフロ頭の謎のメンバーを迎えた、伝説の(?)サザンロックスターズが登場したり、chiyoが客席の頭上をフライングしたりと、見ごたえは抜群!
プラKの看板バンドの名に恥じない、さすがの貫録のステージを見せてくれた。
他のバンドが「この一年の集大成を」という想いでライヴに臨んでいたとするなら、メンバー脱退後、初のライヴとなったサルーキ=は、「この日から新しいサルーキ=がスタートする」という気持ちが強かっただろう。
⇒サルーキ=の曲をフル試聴する〈全7曲〉
サルーキ=のステージに引き続き、丹が自身のバンド、センチグラムで登場。
サポートギタリストがAJISAIの須江篤史から丹羽智也へとチェンジしたセンチグラムもまた、新たなステージを迎えたと言っていいだろう。
「ココロノハ」「涙流星群」「名無しの唄」「プレリュード」「宛名のない詞」と、新旧交えた楽曲を、新たなラインナップで披露した彼ら。
バンド編成をがらりと変えたことにより、さまざまなトライアルがあっただろう3人だが、松野の歌声を前面に出すことに注力した、初心に立ち返ったステージを見せてくれた。
⇒センチグラムの曲をフル試聴する〈全3曲〉
客席から名刺を配りながらプロレス入場してきたのは、桜チョメ吉(vo)率いる“日本ハッスル化計画推進楽団”びゅーちふるず。
「ハッスルは明るい日本の道しるべ」を社訓に、暗い話題ばかりのお寒いご時世に再び楽しい世の中を取り戻そうと活動している「びゅーちふる商会」なる会社組織だ。
スクールメイツばりに踊るバックダンサーもホーンセクションも、もちろん制服着用。
またその制服が、「今どきそんな制服着てるOL見たことないよ」と、微妙に古臭いところが笑える(古き良き時代の日本を再現しているのか/笑)。
エンターテインメント性の高いステージで、客席に笑顔をもたらしてくれた。
60's、70's前半の洋楽、邦楽の影響を受けて誕生した、青江好祐(b,vo)と近藤光史(g,vo)からなるユースムースアヴェニューは、サポートメンバーを交えた5人編成で登場した。
ギターポップ全盛の中にあって、青江の手がける楽曲はどこか懐かしくも新鮮。
サポートメンバーも力量のあるラインナップが揃い、巷で「小ちゃいピート・タウンゼント」の異名を持つ近藤の派手なアクションを含めて、充実したステージを見せてくれた。
⇒ユースムースアヴェニューの曲をフル試聴する〈全1曲〉
出演8バンドという長丁場のイベントのトリを飾ったのは、salmon mousse papa。
いきなり持ってきたみかんを観客に配ることでステージ前に寄せるという離れ業(笑)と、関西人ならではの軽妙なMCで笑わせる。
サウンドのほうはというと、全体的に踊れるビートが主体で、マキヲ(vo)がラップも交えた歌声を披露。
ヒューマニティーあふれるステージがとても魅力的だった。
10月・11月・12月と、合計6回を数えた「LIVESTAR's CAMP」も、この日をもって年内は終了。
今後の「CAMP」にもご期待ください!
●取材・撮影:田上知枝(ONPOO.net)

