新年一発目、柏ZaXでの開催となった「LIVESTAR's CAMP」は、A-ONの演奏からスタート。
この日はドラマー不在により、アコースティック編成でのステージとなった彼ら。
途中MCで丹野(vo)が、「リハーサルで他のバンドさんを見ていて、バンドで出ればよかったと思った」と、元も子もない発言をして笑わせる(笑)。
たしかに、丹野はバンドのヴォーカルでこそ魅力を発揮するタイプのように思えたが、それでも、ファルセットやシャウトも交えた温かみのある歌声で、じっくりと見せてくれた。
ブルーマリコーダーはファンキーなアプローチで攻めた。
「スペアリブ」で薬師寺(vo,g)は、巻き舌でアタックの強い、個性的な歌声を披露。
また、「歌うたびに悲しい気持ちになる」という言葉とともに歌われた「日向ぼっこ」では、エモーショナルを超えて、壮絶かつ圧倒的な世界観で感動を与えた。
⇒ブルーマリコーダーの曲をフル試聴する〈全8曲〉
ジルバは相変わらずの気迫あふれるステージを展開。
逸見(vo,g)が客席を鋭い視線で射りながら、全身を振り絞りシャウトする姿は、何度見ても鳥肌ものだ。
初めての千葉でのライヴとのことだったが、彼らを目当てに訪れた観客も多く、アウェイのはずが、会場はジルバのホームさながら。
さすが!と唸るほかない、貫禄たっぷりのステージを見せてくれた。
⇒ジルバの曲をフル試聴する〈全7曲〉
トリ前に登場したTHE NEUTRALのヴォーカリストしげるは、急なオファーにも関わらず、出演を快諾してくれた。
少ししゃがれた声で歌われる彼の歌は、メッセージがストレートに伝わってくる。
伝えたいことがあるから、それを歌にする――当たり前かもしれないが、そんなことを素直に感じさせてくれるものだった。
歌声に人間味があふれているのも、彼がヴォーカリストとして高く評価されている所以だろう。
ラストに登場したのは、ZaXの看板バンド、Morton the On。
久し振りに見た彼らのステージだったが、やはり良いバンドだと、改めて思う。
この日のセットリストを、メンバーじゃない人間に曲名を書いたくじを引かせて決めさせるというやり方には驚いたが(笑)。
かなりメジャー感のある新曲や、最近のステージの進め方を見ると、数年前の彼らとは別のバンドのよう。
とはいえ、音の細部にこだわりまくる姿勢や、絶対的な自信には、変わらぬ安心感を感じた。
今年が勝負の年になるであろうMorton the On。
その意気込みはこの日のステージからも、充分に伝わってきた。
⇒Morton the Onの曲をフル試聴する〈全4曲〉
●取材:田上知枝(ONPOO.net)
●撮影:田上知枝/東京神父(A-ON)

