今回の「LIVESTAR's CAMP」は、日夜熱いライヴが繰り広げられ、今とても勢いのあるライヴハウス、稲毛K'S DREAMでの開催となった。
トップバッターはHAZE。
2002年の結成当初は英詞のメロディックバンドだったのが、2006年に日本語詞へとなり、現在のポップロックに寄ったサウンドへと変遷したというバンドだ。
キャッチーなメロディーにコーラスを重視したサウンドは、爽快感たっぷり。
「“日本人なめんじゃねぇよ”という曲です」と紹介されたナンバーでは、hazime(g,vo)とhayashi(b,vo)が泣いているかのようなシリアスな表情で歌い、強いメッセージを伝えた。
続くMAnKInDはツインギターを含む5人編成。
その迫力ある存在そのままにプレイされたインストゥルメンタルでは、ド頭からこの上ないインパクトと衝撃を我々に見舞ってきた。
弦楽器隊は誰一人として、その場にじっとしておらず、縦横無尽にステージを動き回りながらも、一心不乱に音に集中したプレイを展開。
個性的なメンツが揃いに揃っているMAnKInDだが、ヴォーカル浅野の存在感がまた圧倒的だ。
色気を感じさせる視線とステージングに、身体に絡みついてくるような声質で、音の渦の中にありながらも決して埋もれることのない歌声にて、「落雷」のようなパワーで押す曲や、「七色バタフライ」のような感情を操りながら歌う曲など、ヴォーカリストとしての魅力に非常に富んでいた。
⇒MAnKInDの曲をフル試聴する〈全7曲〉
メロディアスな楽曲を感情豊かに織りなすUNDER GATE。
演奏力の高さにまず驚いたのだが、聞いてそれも納得。
小沢(vo,g/ex.ガーニー・ドライブ)、小西(b/ex.ディスイヤーズモデル)、吉川(ds/ex.ジェットマン・エドワーズ~バンプン・グラインド)、青柳(g/ex.爆弾ヤマシタ)という錚々たるメンバーからなるバンドだった。
そんな4人が繰り出すスケールの大きいロックサウンドは、とても説得力に満ちたものだった。
今回、千葉で初めてライヴを行なうというmercydo。
夏木マリの「死んだ男の残したものは」をSEに、小林英治(b,cho,dance)が軽やかにステージに躍り出てきて、観客のド肝を抜く。
自らを「ロックスター」と語り、だがそれも思わず納得してしまう容姿と佇まいの3人が見せるステージは終始、独特の美学に彩られたものだ。
日置一輝(vo,g)の少年っぽさを残す歌声で歌われた「バースデイソング」は、心を浄化させてくれるような純粋さと優しさをもっていた。
⇒mercydoの曲をフル試聴する〈全1曲〉
トリに登場したのは、K'S DREAMの看板バンド、Jeepta。
喜怒哀楽を音にぶつける激情に駆られたパフォーマンスと、石井 卓(vo,g)の浪曲や長唄を思わせる唸るような独特の歌い回しが強烈な個性を放つバンドだ。
この日初披露された新曲は、青木奈菜子(ds)もコーラスに加わったミディアムテンポのバラード。
「雪」という言葉が耳に残るJeeptaらしさにあふれたナンバーで、今後のライヴにおけるキーになりそうな佳作だった。
⇒Jeeptaの曲をフル試聴する〈全4曲〉
●取材・撮影:田上知枝(ONPOO.net)

